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役に立つ資格はどれだ? [資格]

 しばらく前の記事ですが、週刊 東洋経済 2009年5月23日号の「大失業時代の副業・資格」という特集の中に、「役に立つ資格はどれだ?」という表がありました。
 「平成の資格王」ことクイック教育システムズ社長の中村一樹氏と、フリーライターのオバタカズユキ氏が、30個の資格を採点しています。


 中村一樹氏が最高の星5つをつけたのは次の資格。
  公認会計士
  MBA
  中小企業診断士

 対するオバタカズユキ氏は、星5つをつける資格はなくて、星4つを次の資格につけています。
  公認会計士
  税理士
  不動産鑑定士
  簿記
  通訳案内士
  気象予報士
  第二種電気工事士

 このように評価が分かれるのは、中村一樹氏がスキルアップのために資格取得を推奨しているのに対し、オバタカズユキ氏は就職や独立に結び付くかどうかを重視する、という観点の違いによるのでしょう。


 さて、気になるIT関係の資格では、次の2つがリストアップされています。

  ITコーディネータ
    中村氏 ★★★、  オバタ氏 ★

  ベンダー系資格(オラクル・マイクロソフト等)
    中村氏 ★★★★、 オバタ氏 ★★★

 ベンダー系資格は両氏ともにそれなりに高評価ですが、ITコーディネータは評価が分かれました。
 これは両氏の観点が異なるからで、オバタ氏のように「資格を取ったら就職や独立に結び付くのか?」と考えると、この評価は仕方のないところかも知れません。
 日経ソリューションビジネスの調査でも、ITコーディネータは「営業職/技術職に取らせたい資格」では第2位につけるのに、「営業効果の高い資格」では12位まで後退してしまいますから(ベンダー系資格も決して高得点ではありませんが)。


 それにしても情報処理技術者試験がリストにないのは解せません。
 日経ソリューションビジネスの調査では、「営業職/技術職に取らせたい資格」でも「営業効果の高い資格」でも、トップは情報処理技術者試験の資格なのに。

 とどのつまりは、IT関係の専門誌ではなく経済誌の編集部にアピールする資格は、ITコーディネータとベンダー系資格ということでしょうか。
 すなわち、IT関係ではないビジネスパーソンは、情報処理技術者試験を知らないし、ベンダー系資格の個々の違いにも興味はない、ということなのかも知れません。
 IPAがんばれ!


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