続・論文必勝法 [情報処理技術者試験]
前回の続きです。
5. 論文トレーニング
論文試験の対策としては、論文に慣れることが肝要です。
それには次のステップがあります。
(1)手書きで論文を書くことに慣れる。
(2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる。
(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くことに慣れる。
論文が苦手な方は、実のところ(1)をクリアせずにいきなり(3)に挑んでいるのではないでしょうか。
(1)の対策としては、論文を数多く書くのことです。
ポイントは、「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」と、「(1)手書きで論文を書くこと」は別だということです。
まずはどのようなテーマでも良いから手書き論文に慣れましょう。
そのためにオススメなのが、人の書いた論文を手で書き写すことです。
一定以上の品質で書かれた論文を書き写すことで、「論文を考える」という行為は後回しにして、まず「書くことに慣れる」ようにします。
手頃な長文の入手先としては、たとえば新聞の社説が良いでしょう。
社説はおおむね1,000字程度なので、午後IIの論文としては短いですが、旬の馴染みやすい話題がいくらでも手に入るので、練習台にはもってこいです。
ただ社説は観念的な内容に終始しがちです。事実関係を押さえた長文の手本にするなら、裁判の判例がいいでしょう。刑事事件でも行政訴訟でも構いませんので、判例文を書き写してみてください。
社説とは逆に午後IIの論文としては長いでしょうが、具体的な事実を誤解のないように積み重ねた長文として絶好の手本になります。
これらを何本も書き写すことで、手書き論文に慣れましょう。
さらに、「(2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる」ため、100分以内で書き写すようにします。
手本にする社説や判例は、もう完成された文章なので、構想立案や読み返しの必要はありません。ですから100分以内で楽々書けるようにならなくてはいけません。
練習していると手が疲れて肩も凝るでしょうが、まだ脳は疲れていないはずです。
100分以内で書き切ることに慣れてきたら、いよいよ「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」です。
過去の試験問題を取り上げて、論文をたくさん書いてみましょう。
ここでのポイントは、構想立案の時間と、論文を手書きする時間と、読み返しの時間を分けて計測することです。
トータルで120分に収まっているか、逸脱しているのはどの部分かを、毎回把握して次に生かしましょう。
はじめのうちは構想立案に時間を要するでしょう。
しかし本番ではあまり時間をかけられないので、テーマに少しでも近いことを思いついたらどんどん書いてみましょう。
出題内容にドンピシャな内容は、なかなか思い浮かぶものではありません。ほんの少し掠るだけで良いので、それで論文を書くことにします。
論文試験を受ける人は、相応の経験を持っていることと思います。
だからじっくり考えれば出題内容に沿った経験・知識はあるでしょう。
しかしとにかく時間との闘いです。思い出にふける余裕はありません。
題材をじっくり吟味するよりも、早く着手するべきです。
ただし、10分間のうちに最低書くべきことを箇条書きしておきます。
思いついたエピソードを書き並べて、順番を決める程度で結構です。
書いているうちに迷路に入り込まないように、序論、本論、結論でそれぞれ何を書くかキーワードくらいはメモしておくのです。
こうして過去の試験問題を取り上げて論文を書くことは、自分の経験の棚卸しにもなります。
問題に対応するため、記憶の引き出しの奥から忘れていた経験を引っ張り出すことで、本番で使えるネタが部品として用意できます。
過去問題を数本こなす頃には、あなたのすべての経験をありありと思い出せるようになっているはずです。
試験までの日数は残り少ないですが、幸いまだ三連休もあります。
みっちりやれば間に合いますので、ぜひ頑張ってください。
IT系資格ブログ
5. 論文トレーニング
論文試験の対策としては、論文に慣れることが肝要です。
それには次のステップがあります。
(1)手書きで論文を書くことに慣れる。
(2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる。
(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くことに慣れる。
論文が苦手な方は、実のところ(1)をクリアせずにいきなり(3)に挑んでいるのではないでしょうか。
(1)の対策としては、論文を数多く書くのことです。
ポイントは、「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」と、「(1)手書きで論文を書くこと」は別だということです。
まずはどのようなテーマでも良いから手書き論文に慣れましょう。
そのためにオススメなのが、人の書いた論文を手で書き写すことです。
一定以上の品質で書かれた論文を書き写すことで、「論文を考える」という行為は後回しにして、まず「書くことに慣れる」ようにします。
手頃な長文の入手先としては、たとえば新聞の社説が良いでしょう。
社説はおおむね1,000字程度なので、午後IIの論文としては短いですが、旬の馴染みやすい話題がいくらでも手に入るので、練習台にはもってこいです。
ただ社説は観念的な内容に終始しがちです。事実関係を押さえた長文の手本にするなら、裁判の判例がいいでしょう。刑事事件でも行政訴訟でも構いませんので、判例文を書き写してみてください。
社説とは逆に午後IIの論文としては長いでしょうが、具体的な事実を誤解のないように積み重ねた長文として絶好の手本になります。
これらを何本も書き写すことで、手書き論文に慣れましょう。
さらに、「(2)規定の時間内で論文を書くことに慣れる」ため、100分以内で書き写すようにします。
手本にする社説や判例は、もう完成された文章なので、構想立案や読み返しの必要はありません。ですから100分以内で楽々書けるようにならなくてはいけません。
練習していると手が疲れて肩も凝るでしょうが、まだ脳は疲れていないはずです。
100分以内で書き切ることに慣れてきたら、いよいよ「(3)試験問題のテーマに沿った論文を書くこと」です。
過去の試験問題を取り上げて、論文をたくさん書いてみましょう。
ここでのポイントは、構想立案の時間と、論文を手書きする時間と、読み返しの時間を分けて計測することです。
トータルで120分に収まっているか、逸脱しているのはどの部分かを、毎回把握して次に生かしましょう。
はじめのうちは構想立案に時間を要するでしょう。
しかし本番ではあまり時間をかけられないので、テーマに少しでも近いことを思いついたらどんどん書いてみましょう。
出題内容にドンピシャな内容は、なかなか思い浮かぶものではありません。ほんの少し掠るだけで良いので、それで論文を書くことにします。
論文試験を受ける人は、相応の経験を持っていることと思います。
だからじっくり考えれば出題内容に沿った経験・知識はあるでしょう。
しかしとにかく時間との闘いです。思い出にふける余裕はありません。
題材をじっくり吟味するよりも、早く着手するべきです。
ただし、10分間のうちに最低書くべきことを箇条書きしておきます。
思いついたエピソードを書き並べて、順番を決める程度で結構です。
書いているうちに迷路に入り込まないように、序論、本論、結論でそれぞれ何を書くかキーワードくらいはメモしておくのです。
こうして過去の試験問題を取り上げて論文を書くことは、自分の経験の棚卸しにもなります。
問題に対応するため、記憶の引き出しの奥から忘れていた経験を引っ張り出すことで、本番で使えるネタが部品として用意できます。
過去問題を数本こなす頃には、あなたのすべての経験をありありと思い出せるようになっているはずです。
試験までの日数は残り少ないですが、幸いまだ三連休もあります。
みっちりやれば間に合いますので、ぜひ頑張ってください。
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