【直前講座】CISA、CISM 受験時の注意 [CISA]
CISA、CISMの試験日がいよいよ今週末に迫ってきました。
CISA及びCISMの勉強方法については以前記事にしましたので(関連記事1、記事2、記事3)、今回は受験時に心がけたいことを書きます。
すでに受験したことのある人は、読み飛ばしてくださって結構です。
CISA及びCISM試験の特徴といえば、何といっても試験時間が長いこと。
4時間ぶっ通しですから、集中力を持続させるのがたいへんです。
もちろん、解き終われば途中退出できます。私が受験した時にも2時間半くらいで退出する人がいましたから、4時間粘らずに済む人もいるでしょう。
ただ、以前も申し上げたとおり、CISAやCISMの試験は問題文の意味を汲み取りにくいので、じっくり考えているとやっぱり4時間近くは要します。
しかも、試験会場は受講者でいっぱいで、だんだん空気も濁ってくるんですね。
この点、同じ長時間の試験でも、CBTのCIA試験だとパソコンの台数分しか受講者を入れないので、そんなにぎゅう詰めにはなりません。
4時間も小さな教室に数十人がこもり続けるのですから、どうしても途中で気分をリフレッシュしたくなります。
でも飲食物の持ち込みは一切禁止なので、喉を潤すこともできません。
私が唯一の救いとしたのがトイレでした。
トイレに立ったら即試験終了になる簿記検定とは異なり、CISA試験ではトイレ休憩が認められています。
そこで、1時間に1回トイレに立つことでリフレッシュしました。
便意はなくてもいいのです。深呼吸して顔を洗ってくるだけでリフレッシュになります。
そのため、次のペースを心がけました。
・1問1分以内で回答する。
1問1分で回答すれば、全問に要するのは200分です。
試験時間は240分(4時間)なので、200分で回答すれば40分の余剰時間を作れます。
この40分を、1時間ごと10分間のトイレ休憩と、提出前の見直し時間に振り向けます。
こうでもしないと、濁った空気の中にじっと座っているうちに、眠くなっちゃうんですね。
もちろんこれは4時間いっぱい粘る人のペース配分なので、2時間程度で退出できる人は考慮する必要はないでしょう。
それから、試験当日は何があるか判らないので、くれぐれも7時30分には試験会場に到着するようにしましょう。
わずかばかり開始時刻に遅れたために受験できないのは残念です。
また、こんな失敗はしないように気をつけてください。
IT系資格ブログ
CISA及びCISMの勉強方法については以前記事にしましたので(関連記事1、記事2、記事3)、今回は受験時に心がけたいことを書きます。
すでに受験したことのある人は、読み飛ばしてくださって結構です。
CISA及びCISM試験の特徴といえば、何といっても試験時間が長いこと。
4時間ぶっ通しですから、集中力を持続させるのがたいへんです。
もちろん、解き終われば途中退出できます。私が受験した時にも2時間半くらいで退出する人がいましたから、4時間粘らずに済む人もいるでしょう。
ただ、以前も申し上げたとおり、CISAやCISMの試験は問題文の意味を汲み取りにくいので、じっくり考えているとやっぱり4時間近くは要します。
しかも、試験会場は受講者でいっぱいで、だんだん空気も濁ってくるんですね。
この点、同じ長時間の試験でも、CBTのCIA試験だとパソコンの台数分しか受講者を入れないので、そんなにぎゅう詰めにはなりません。
4時間も小さな教室に数十人がこもり続けるのですから、どうしても途中で気分をリフレッシュしたくなります。
でも飲食物の持ち込みは一切禁止なので、喉を潤すこともできません。
私が唯一の救いとしたのがトイレでした。
トイレに立ったら即試験終了になる簿記検定とは異なり、CISA試験ではトイレ休憩が認められています。
そこで、1時間に1回トイレに立つことでリフレッシュしました。
便意はなくてもいいのです。深呼吸して顔を洗ってくるだけでリフレッシュになります。
そのため、次のペースを心がけました。
・1問1分以内で回答する。
1問1分で回答すれば、全問に要するのは200分です。
試験時間は240分(4時間)なので、200分で回答すれば40分の余剰時間を作れます。
この40分を、1時間ごと10分間のトイレ休憩と、提出前の見直し時間に振り向けます。
こうでもしないと、濁った空気の中にじっと座っているうちに、眠くなっちゃうんですね。
もちろんこれは4時間いっぱい粘る人のペース配分なので、2時間程度で退出できる人は考慮する必要はないでしょう。
それから、試験当日は何があるか判らないので、くれぐれも7時30分には試験会場に到着するようにしましょう。
わずかばかり開始時刻に遅れたために受験できないのは残念です。
また、こんな失敗はしないように気をつけてください。
IT系資格ブログ
インフラ領域の勉強方法 [CISA]
コメントをくださった皆さま、たいへん失礼いたしました。
各記事のコメント欄にも書きましたが、コメントをいただいていることにまったく気づいていませんで、皆さまのコメントを承認待ちのままにしていました。
まったくもって私の不注意なのですが、理由は他のブログとの操作性の違いを認識していなかったためです。
私はこのSo-netブログの他に、FC2でもブログを開設しています。
FC2ではログイン直後のお知らせ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示される仕様になっており、承認待ちコメントがあればこの画面で判ります。
So-netブログも管理トップ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示されるので、ここを見て承認待ちコメントはないと思っていました。
ところがSo-netブログでは、管理トップ画面に表示されるのは承認済みのコメントだったのです。
コメント一覧画面というものが別にあって、承認待ちコメントはそちらのみに表示されるのでした。
今月になるまでこのことに気付かず、ログインするたびに「誰もコメントしないなぁ」と思っていました。
いやはやとんだ失敗です。お恥ずかしい
さて、いただいたコメントのうち、Cipherさんのご質問を紹介します。
---
興味深い記事でとても参考になりました。実は今度のCISAを受験しようかと考えている者です。記事に「システム開発の経験があるSEには取得しやすい」とありましたが、私もIT業界出身ですが、パッケージベンダーなのでインフラ周りとなると自信が持てないところがあります。実際、OS、DB、ネットワーク等々全てのインフラ領域に精通している方というのも実際多くはないと思います。どのようにして、そういったシステムの知識を全般的に習得されたのでしょうか?是非、参考にさせていただきたいと思います。
また、テスト本番で出題される問題は、繰り返し解かれた問題は結構出るのでしょうか?私は、あまり試験慣れしていないせいか、勉強した以外の問題が出ると、もう頭の中が真っ白になってしまうタイプなので、受験するのであれば、とにかく問題量をこなしたいと思っていますが、この辺の対策は何かされましたでしょうか?
---
当該記事のコメント欄にも書きましたが、私もすべてのインフラ領域に精通しているわけではありません。
それでも合格できたのは、CISA試験の要求する知識がその程度でしかないということです。
広範な領域から少しずつ出題されるのでたいへんですが、勉強の中心になるのは情報セキュリティ分野でしょう。
情報セキュリティ関係の資格をお持ちなら断然有利ですし、まだお持ちでなくても情報処理技術者試験の情報セキュリティスペシャリストの参考書をお読みになれば良いと思います。
その後、情報処理技術者試験のネットワークスペシャリスト等の参考書を斜め読みしておけば充分ではないでしょうか。
私自身は、多くの知識は実務で身に着けました。
幸い(?)、さまざまなプロジェクトに関与して、多くの人からご指導いただいたので。
なお、テスト本番の問題についてですが、問題集とは別に作っているのでしょうから、問題集からそのまま出るわけではないと思います。
それでも要求される知識レベルは問題集と同等ですし、問題のクセは似ていますから、問題集で問われた考え方を理解しておけば、本番は難しくないと思います。
参考になりましたでしょうか。
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各記事のコメント欄にも書きましたが、コメントをいただいていることにまったく気づいていませんで、皆さまのコメントを承認待ちのままにしていました。
まったくもって私の不注意なのですが、理由は他のブログとの操作性の違いを認識していなかったためです。
私はこのSo-netブログの他に、FC2でもブログを開設しています。
FC2ではログイン直後のお知らせ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示される仕様になっており、承認待ちコメントがあればこの画面で判ります。
So-netブログも管理トップ画面にコメントやトラックバックの一覧が表示されるので、ここを見て承認待ちコメントはないと思っていました。
ところがSo-netブログでは、管理トップ画面に表示されるのは承認済みのコメントだったのです。
コメント一覧画面というものが別にあって、承認待ちコメントはそちらのみに表示されるのでした。
今月になるまでこのことに気付かず、ログインするたびに「誰もコメントしないなぁ」と思っていました。
いやはやとんだ失敗です。お恥ずかしい
さて、いただいたコメントのうち、Cipherさんのご質問を紹介します。
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興味深い記事でとても参考になりました。実は今度のCISAを受験しようかと考えている者です。記事に「システム開発の経験があるSEには取得しやすい」とありましたが、私もIT業界出身ですが、パッケージベンダーなのでインフラ周りとなると自信が持てないところがあります。実際、OS、DB、ネットワーク等々全てのインフラ領域に精通している方というのも実際多くはないと思います。どのようにして、そういったシステムの知識を全般的に習得されたのでしょうか?是非、参考にさせていただきたいと思います。
また、テスト本番で出題される問題は、繰り返し解かれた問題は結構出るのでしょうか?私は、あまり試験慣れしていないせいか、勉強した以外の問題が出ると、もう頭の中が真っ白になってしまうタイプなので、受験するのであれば、とにかく問題量をこなしたいと思っていますが、この辺の対策は何かされましたでしょうか?
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当該記事のコメント欄にも書きましたが、私もすべてのインフラ領域に精通しているわけではありません。
それでも合格できたのは、CISA試験の要求する知識がその程度でしかないということです。
広範な領域から少しずつ出題されるのでたいへんですが、勉強の中心になるのは情報セキュリティ分野でしょう。
情報セキュリティ関係の資格をお持ちなら断然有利ですし、まだお持ちでなくても情報処理技術者試験の情報セキュリティスペシャリストの参考書をお読みになれば良いと思います。
その後、情報処理技術者試験のネットワークスペシャリスト等の参考書を斜め読みしておけば充分ではないでしょうか。
私自身は、多くの知識は実務で身に着けました。
幸い(?)、さまざまなプロジェクトに関与して、多くの人からご指導いただいたので。
なお、テスト本番の問題についてですが、問題集とは別に作っているのでしょうから、問題集からそのまま出るわけではないと思います。
それでも要求される知識レベルは問題集と同等ですし、問題のクセは似ていますから、問題集で問われた考え方を理解しておけば、本番は難しくないと思います。
参考になりましたでしょうか。
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CISA合格方法 [CISA]
このブログに、「CISA」とか「合格」というキーワードで検索してくる方がいらっしゃるので、公認情報システム監査人(CISA)合格のための勉強法を述べておこうと思います。
勉強方法を簡単に云ってしまえば、CIAと同様に「繰り返し問題を解く」ということです(なーんだ)。
私は勉強するに当たって、ISACA国際本部にて次の書籍を購入しました(価格は2009年7月25日現在)。
・公認情報システム監査人(CISA) レビューマニュアル $135.00
・CISA 試験サンプル問題&解答・解説集 $130.00
・CISA 試験サンプル問題&解答・解説集(追加) $60.00
レビューマニュアルは、CISAの試験範囲やその内容を理解するために読みました。
しかし重くてかさばるため、持ち歩けないのはもちろん机の上に置いたら2度と動かしたくないしろものです。
ボリュームありすぎなので、ざっと目を通しただけであまり活用しませんでした。
これなら、日本で販売されているもっと安い本で学習しても良かったかも。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集が、勉強の中心です。
これを繰り返し解くことで、解答に迷わないようにしました。
CISA試験がたいへんなのは、IT関連の知識の有無よりも、設問の文意が汲み取れないことです。解説の意味も良く判りません。日本語訳の問題もあるでしょうが、英語で受験した人も「云いたいことが判らない」とおっしゃいます。
失礼ながら、ITプロフェッショナルの文章力がいまいちなのは、洋の東西を問わないのかもしれません。
試験問題の作成は、1国の人間に限らないのでしょう、設問ごとに考え方の背景がバラバラです。異なる考え方の人がいまいちの文章で書いた設問を寄せ集めており、これを日本語に訳すときにまた訳者の癖などが混入します。
受験後に「手応えがない」と感じる人がいるようですが、設問に沿って解答できたかどうか自信を持てないからでしょう。
このような設問に解答するためには、とにかく慣れるしかありません。「繰り返し解く」というのは、そういうことです。
2~3回も解けば悪文も平気になりますし、そもそも設問と正解を憶えてしまいます。
こうして勉強していると、日本の情報処理技術者試験は試験そのものも参考書類も良くできているんだなぁとつくづく思います。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集(追加)は、最新の動向を踏まえた問題を追加したものです。
『CIA試験参考問題集2004』が2004年版のまま改訂されないのに対し、CISA試験サンプル問題&解答・解説集は毎年改訂される上に追加版も出るので、世の動きに合っています。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集(追加)は問題数が少なく軽い本なので、持ち歩いて通勤途中に広げたりしました。
ちなみに、アビタス講師の本田秀行氏が「CISAは(略)情報システム関連の知識の難易度はあまり高くないので,システム開発の経験があるSEには取得しやすい」とおっしゃっています。
私も同感ですが、自分とはちょっと異質な他国の考え方にもついていかなければならないのが日本の情報処理技術者試験との違いでしょうか。
また、危機管理等に関する設問は、SE経験だけでは解きにくいかも知れません。
SEだとついついデータバックアップとかサイト二重化等の仕組みに目を向けがちですが、災害においては情報システムなんか2の次で、最優先なのは人命です。
システム構築の現場でも、サーバーがダウンしないように消費電力や排熱には気を使うのに、非常口への動線に梱包材等を置きっぱなしにしていることがありますね。
ところで、ISACA会員になればテキスト代も受験料も割引になるので、受験を考えるなら入会する方が良いかもしれません。
会員なら月例会は無料で参加できますし。
以上、参考になりましたでしょうか。
公認情報セキュリティマネージャー(CISM)の勉強法については、別の記事で。
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勉強方法を簡単に云ってしまえば、CIAと同様に「繰り返し問題を解く」ということです(なーんだ)。
私は勉強するに当たって、ISACA国際本部にて次の書籍を購入しました(価格は2009年7月25日現在)。
・公認情報システム監査人(CISA) レビューマニュアル $135.00
・CISA 試験サンプル問題&解答・解説集 $130.00
・CISA 試験サンプル問題&解答・解説集(追加) $60.00
レビューマニュアルは、CISAの試験範囲やその内容を理解するために読みました。
しかし重くてかさばるため、持ち歩けないのはもちろん机の上に置いたら2度と動かしたくないしろものです。
ボリュームありすぎなので、ざっと目を通しただけであまり活用しませんでした。
これなら、日本で販売されているもっと安い本で学習しても良かったかも。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集が、勉強の中心です。
これを繰り返し解くことで、解答に迷わないようにしました。
CISA試験がたいへんなのは、IT関連の知識の有無よりも、設問の文意が汲み取れないことです。解説の意味も良く判りません。日本語訳の問題もあるでしょうが、英語で受験した人も「云いたいことが判らない」とおっしゃいます。
失礼ながら、ITプロフェッショナルの文章力がいまいちなのは、洋の東西を問わないのかもしれません。
試験問題の作成は、1国の人間に限らないのでしょう、設問ごとに考え方の背景がバラバラです。異なる考え方の人がいまいちの文章で書いた設問を寄せ集めており、これを日本語に訳すときにまた訳者の癖などが混入します。
受験後に「手応えがない」と感じる人がいるようですが、設問に沿って解答できたかどうか自信を持てないからでしょう。
このような設問に解答するためには、とにかく慣れるしかありません。「繰り返し解く」というのは、そういうことです。
2~3回も解けば悪文も平気になりますし、そもそも設問と正解を憶えてしまいます。
こうして勉強していると、日本の情報処理技術者試験は試験そのものも参考書類も良くできているんだなぁとつくづく思います。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集(追加)は、最新の動向を踏まえた問題を追加したものです。
『CIA試験参考問題集2004』が2004年版のまま改訂されないのに対し、CISA試験サンプル問題&解答・解説集は毎年改訂される上に追加版も出るので、世の動きに合っています。
CISA試験サンプル問題&解答・解説集(追加)は問題数が少なく軽い本なので、持ち歩いて通勤途中に広げたりしました。
ちなみに、アビタス講師の本田秀行氏が「CISAは(略)情報システム関連の知識の難易度はあまり高くないので,システム開発の経験があるSEには取得しやすい」とおっしゃっています。
私も同感ですが、自分とはちょっと異質な他国の考え方にもついていかなければならないのが日本の情報処理技術者試験との違いでしょうか。
また、危機管理等に関する設問は、SE経験だけでは解きにくいかも知れません。
SEだとついついデータバックアップとかサイト二重化等の仕組みに目を向けがちですが、災害においては情報システムなんか2の次で、最優先なのは人命です。
システム構築の現場でも、サーバーがダウンしないように消費電力や排熱には気を使うのに、非常口への動線に梱包材等を置きっぱなしにしていることがありますね。
ところで、ISACA会員になればテキスト代も受験料も割引になるので、受験を考えるなら入会する方が良いかもしれません。
会員なら月例会は無料で参加できますし。
以上、参考になりましたでしょうか。
公認情報セキュリティマネージャー(CISM)の勉強法については、別の記事で。
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